2022年6月7日火曜日

今日は高校生の英語の学習の話をしましょう。

中学校までは、あまり文法的な学習はしなかった、特に文法と意識しての学習は少なかったと思いますが、高校になると読解にしても作文にしても文法的なことがキーになるようになってきます。

その中でも、まず大事なのが単語と単語のつながり方。主語ー述語動詞ー目的語と言った文型の知識もそのひとつですし、修飾語と被修飾語のつながり方もその一つです。

日本の学校文法では文型は5つに分け、第1文型~第5文型のどれに当てはまるか、という形で分を解析したり作ったりするようになっています。

実際にはこの5つでは説明しきれないわけですが、基本はまずこの5つのうちのどれに当てはまるか、という考え方で読み解き、作文して行けばよいと思います。単語を覚える際もつながり(コロケーション:動詞と目的語のセットなど)で覚えると実戦向きの単語力が身につきます。

それから名詞と名詞を修飾する形容詞・形容詞句・形容詞節とのつながり方。前置修飾と後置修飾があります。句と節は後置修飾になるわけですが、特に形容詞節というのはつまりは関係詞節です。

このように、文法的な知識も断片的にではなく、その全体像を意識してとらえて行くと理解はずっと進むと思います。

一つ一つの文法事項を抑えて行く時には全体像は意識しにくいと思いますが、たとえば動詞のing形が名詞として使われるのが動名詞、形容詞などとして使われるのが現在分詞、副詞的に用いられるのが分詞構文というように、相互に連関して理解するとよいと思います。

こうした学習にちょうど良い参考書や問題集・単語集などもいろいろありますので、上手く活用して力を高めて行きましょう。

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